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VOICE代表挨拶

代表取締役社長 車田 宏章 画像

代表取締役社長 車田 宏章

TRYOUTのルーツ

私は学生時代にこの会社を立ち上げました。
トライアウトと言う社名では大学を卒業してすぐに設立しています。
その後、幾つかの会社や店舗を出資経営して今日に至っています。

元々は、大学時代に当時流行っていた学生企業と呼ばれる組織を作り、ディスコでのパーティーや学生ツアーの企画、読者モデルのはしりとも言うべき雑誌などの学生モデル派遣、大学生を集めた販促業などを主に活動してきました。そして、ある程度有名になり、あちらこちらから取材を受けているうちに、私を取材して下さったカメラマンから「一度、原稿を書いてみないか」と言われたのがきっかけでライターの端くれとなりました。
しかし野球小僧だった私が、いきなり上手い原稿が書けるわけがありません。でも食っていく為に何か差別化を図らなくてはと、当時外注として協力してくれていたカメラマンに相談して、中古のカメラを買い、そのカメラに付いているマニュアル本を師匠に、撮り方を覚え、下の下レベルではありますが、フォトライターとなりました。当時、フォトライターは珍しく、仕事には困りませんでしたが、野球小僧が一朝一夕でカメラ小僧にもなれず、また、決して本当に好きな事と言う訳でもなく、とりあえず食べるためにやっていました。

最強の組織づくりを目指す

私が本当にやりたかった事は、組織を作り、組織を大きくする事でした。一人でトライアウトを立ち上げた時は、6畳足らずのワンルームマンションが事務所で、電話番もおらず、いわゆるフリーフォトライターだったのですが、たった一人でやっていると思われないために、よく事務所に友人を呼び、電話がかかってくると、その友人達に電話をとってもらい、事務所を大きく見せていました。当時は当然、携帯電話など無く、留守番電話さえ高価なもので、近くのバッタ屋(今で言うディスカウントストア)で無名メーカーの留守番電話を購入した時は、一人前になれた様で嬉しかった事を覚えています。留守録の応答は女の子に頼み、後ろではざわざわしている感を出すために友人を集めて録音し、忙しさをアピールしたりもしました。また、当時は一人でやっていたにも関わらず、車田と言う個人名は一切売らず雑誌などのクレジットもトライアウトとして載せてもらい、将来企業となる為に、組織名の売り込みも欠かしませんでした。

当時は雑誌の簡単な記事や撮影が中心でしたが、それだけでは会社としては成り立たず、学生企業時代の経験を生かしイベントの仕事も受けられるだけ受け、社員を増やしてゆきました。書き出すとキリがありませんが、人に話すと皆、面白がって聞いてくれる程、色々な仕事をしました。そして、たった一人でやっていた会社が今は90名を超すまでになりました。何故、僕の様な出来の悪い人間が、ここまで会社を成長させられたのでしょうか?理由は弊社の考え方にあると思います。

企業として会社を育てる

面接で必ず言う事ですが、我々のいるマスコミ業界は個人主義・自由主義の人が非常に多い。ですから、なかなか組織として成り立ちません。簡単に言うと、○○写真事務所の○○社長は自分の好きな写真で食えたら良いと考えています。そして周りの社員は、自分の独立の準備の為に、○○写真事務所に所属しているのです。要は、社長は会社を育てよう、大きくしようとは思っておらず、周りの社員も自分のキャリアアップのための踏み台にしか思っていません。これでは組織として成り立たなくて当然です。会社でもなく、事務所でもなく、ただ単にユニットなのです。私はユニットでもなく、事務所でもなく、企業として育てるために会社を作りました。ですから、この話は一番大事な話として、面接では必ず伝えています。そして、その考え方に納得してくれる人にのみ、社員契約書を交わして入社してもらっています。 束縛されず自由に生きるのがカッコイイ。自分の為に…と言う話が堂々と言える業界であり、好きなことをして生きるためにこの仕事を選んだ人が多いようですから、私の様な考え方の人は異端児だと思います。しかしこれは他の業界では当たり前の組織論なのです。

弊社では年に数回、求人を行います。一回の募集で少なくても数百人の応募があります。しかし面接をするのはその五分の一以下と言うところでしょうか。そして入社してもらっても良いかなと思える人は一人か二人です。この判断基準ですが、原稿や写真が上手、デザインセンスがある…と言うことよりも、個人レベルでなく、組織として考えてくれる人なのか?身勝手でなく、いかに同志としてやってくれるか?を見て決めています。そして毎度「会社は貴方の好きな事をさせるためにある訳ではない。皆が生活をする為に稼ぐ場である…」と伝えています。無いものねだりで転職を繰り返している人や、自分探しの為の理由で、我々の業界に入ってみたいという憧れで応募する人は、弊社に来てもきっと不満が出ます。また、この会社でやっていくことに迷っている人にはこちらから断りを入れています。恋愛も迷うと失敗しますね。同じ事です。迷っているのは、覚悟が無いからです。覚悟の出来ない人に良い結果が出せる訳がありません。ですから、どんなに良い人材が面接に来ても、社長の私から入社して下さい、とは言いません。

何故、昔のアーティストは
人並み以上に食えたのか

カメラがあまり持たれていなかった時代にカメラを持っていて、しかも撮影が上手だった・・。これなら当然人並み以上に食えますね・・。しかし現代は一家に一台どころか、何台もカメラがあり、しかも携帯電話のカメラの性能さえかなり良くなり、一般の人でも手軽に綺麗な写真が撮れるようになったため、プロカメラマンの需要が減り、単価が下がってきた・・。デザイナ-に関しては、年賀状や暑中見舞いのデザインですらひと昔は、印刷屋さんのデザイナ-がやっていた時代があり、当時は手に職がつくと言われる程、写植等の細かい作業等もあり今の様に簡単にはデザイナ-にはなれなかった・・。今では小学生がパソコンで自分の写真を貼り付けお洒落にレイアウトして年賀状を作っている時代・・。だから当然これもプロデザイナ-の需要は減っていく・・。ライタ-は先ほどのカメラマンやデザイナ-と違って機械に左右される仕事では無いから大丈夫・・と思いがちでしょうが、実はライタ-も食えなくなっていく危険性が高いのです・・。何故なら今の時代はメ-ル時代。小さな子供が電話で話が出来る事まで、わざわざメ-ルを使い友達らと交流や駆け引きをしている時代・・。我々の時代は作文コンプレックスと言う人も多く、作文が苦手であった事が、今では文章を作る事がそんなに億劫ではなくなってきている時代である。だから文章があまり長くなく簡単な原稿であれば、素人でもそれなりの原稿は十分に出来る・・。となれば簡単な原稿等はわざわざプロに頼まなくても、周りにいる人に書かせてみても良い・・となり、これまたプロライターの需要は減っていく・・。

これらの話はかなり極端な話ではありますが、事実でもあります。そんな時代にあり、アーティストとしての夢を語るだけで、現実を見ていない人は、食っていけません・・。夢を語るなら、その夢を追いかけられる程、その本人が本物の努力をしているかですね・・。
好きな事をやり食っていく事は理想ですが、好きな事をやり人並みに食うのは、よほどの天才か、よほど努力をした人しか出来ない至難の業です。

我が社は体育会系

我々の業界は芸術系です。しかし、我が社はこの業界では避けられる体育会系の体質にしています。例えば野球部、サッカ-部、ラクビ-部等のキャプテン(部長)が「全員集合!!」と声をかけると全員が駆け足で並び、集合しますね・・。しかし我が社で言うところのカメラマンは写真部です。デザイナ-は美術部、ライタ-は文芸部ですね。イメ-ジしてください。その芸術系である部長が「全員集合!!」と声をかけても、駆け足では来ませんし、整列もしません・・。決して芸術系を批判するわけではありませんが、一部の学校を除いては事実です・。これではまとまりません・・。この体質が組織力を生かせない証拠なのです。自由と個性を売りにしている芸術系ですから体育会の考え方はナンセンスかも知れません・・。では吹奏楽部は・・と言うと音楽をやっていますが体育会系です。音楽ですが、団体行動です。一人の音程が狂うと全て狂います・・。だから吹奏楽部の全員集合の号令では、すばやく並び整列します。アーティスト業の人に体育会系の神経で・・と言う事は少し嫌われがちですが、皆との和や約束、契約事を含めた筋道を立てる事が弊社での掟となっています。

現実を知り、
現実での理想をさがす

我が社には沢山の応募者が来ます。最後の面接は僕となります。その面接で僕が一番意識している事は、あまり理想を語らない・・と言う事です。条件で来る人はいずれ条件で他の会社に移ります・・。その様な人よりも我が社の体質を好きになってくれる人を、採用しています。ですから「こちらの水は甘いよ・・。こちらの芝生は青いよ・・」とは絶対に言いません。逆に「こちらの水はすごく苦いです・・。こちらの芝生は真っ黒です・・。その苦い水を甘くしましょう・・。一緒に芝生を青くしましょう・・」と言って理解している人のみ採用しています。会社は個人個人の社員の集合体です・・。ですから会社が何もやってくれない・・と言うのではなく、会社の為にやろう・・と言う人が集まらない限り、事業は成功しません。国が何もやってくれない・・とぼやく前に、その国は皆の集合体です。何もやってくれないのは、自分達がそれだけの事をしていないからです・・。人に、会社に、国に求める前に、自分がどれだけやっているのか??を考えないと、そら不満が出ますわな・・。

少し泥臭い会社

今の人は仕事を選ぶ上で、いかに給料が良く、楽で、楽しそうかということを基準にしているように感じます。これでは学生のアルバイト探しと何ら変わりません。また、楽で、楽しく、給料が良いなど現実的に無理な話です。仕事で苦しみ、人に揉まれ、そしてやっとこさ給料が出たら、たまの休みにちょっとした贅沢で美味しい物を食べに行ったり、買い物をしたりするからメリハリがあるのです。就職先を選ぶと言うのは、人生を左右するものです。学生のように何年経ったら卒業…なんて事はないのです。だからこそ、その組織が自分の感覚と合っているか?? を見極めて欲しいと思います。 弊社では、率先して会社を引っ張っていく人はもちろん待遇が良くなりますし、会社を引っ張るやりがいは、楽しみにつながります。そこに価値を感じられる人が入社してくれればと願っています。

最近は戦国武将ブームです。それは人としての生き方を考え直す時代になってきているからだと思います。歴史上の人物で言いますと、私は新撰組の土方歳三が好きです。幕末の英雄として一番人気のある人物は坂本龍馬ですが、私は土方歳三が好きなのです。何故か? 土方歳三は新撰組と言う強力な組織力を存分に生かした人だと思います。坂本龍馬をはじめ、数ある歴史上の人物の大半は、個人名が先に売れました。しかし土方歳三をはじめ、近藤勇、沖田総司はまず新撰組と言う組織名が売れて、そこではじめて彼らの名前が出てきたのです。そこに私は憧れを感じます。そして剣の道に生き、剣の道に死んだ…と言う筋の通った部分にも強くひかれます。もちろん、実際に会った事もなく、坂本龍馬も土方歳三も実際の所はどういう人か分かりませんが、私は新撰組副隊長の土方歳三の様に真っ直ぐに生きたいと思います。

社訓は誠意・筋・義理としています。これだけ取っても、かなり偏っている古い会社だと思われると思いますが、誠意を持ち、筋道を通し、義理を持つ…あえてこの三点を社訓に入れています。今時のカッコイイ文言を避けているのも、弊社の性格です。

この様に私の考え方一つとっても少し泥臭い会社です。そんな弊社に興味を持たれた方は、どうぞ門を叩いて下さい。また、求人だけでなく、今後取引をしたいと思ってご覧になった方もいらっしゃると思いますが、弊社の考え方に共感して下されば、是非ともお役に立ちたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社トライアウト 代表取締役社長 車田 宏章

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